非破壊検査とは
非破壊検査とは、製品や構造物に「きず」があるかどうかを検査することです。
例えば、製油所構内にはパイプラインやタンクなど設置されていますが、月日を重ねると
「金属疲労や腐食」=「きず」を発生させます。
それらは、重大事故や有害物質による環境汚染の原因になるのです。
非破壊検査は、製品や構造物を破壊することなく「きず」を早期に発見することで、
事故や環境汚染を防止する重要な仕事です。
構造物の健康診断士
非破壊検査に携わる人は、健康診断士に例えられます。
健康診断士の対象は「人」だとすれば、非破壊検査に携わる人の対象は「鉄」や「コンクリート」などです。
診断する対象は異なっていても、医療と同様の方法を用いて製品や構造物の耐力・寿命を診断することが「構造物の健康診断士」たる所以です。
高度かつ高範囲な知識と技術を身に付けたゼネラリスト集団が、安全・安心を担保します。
非破壊検査の社会的役割
社会が求める「安全・安心」は、日ごろのメンテナンスと定期的な検査が支えています。
決して目立つ業種ではありませんが、製品や構造物の事故や破壊などを未然に防止する重要性が大きいことは言うまでもありません。
非破壊検査は、社会に対する「安全・安心」に大いに貢献しています。
今後の非破壊検査
工業製品や各種設備の安全性を確認しながら、長期間使用可能状態を維持することによりコストダウンにつなげることができます。
非破壊検査は、”物を壊さずに” きずや劣化の状況を調査し、製品や設備の信頼性をより高めることに役立っております。
また保守検査の一環として非破壊検査を適用することにより、設備などを長期にわたって使用することができます。
このように非破壊検査は社会の安全を確保するための技術の一つであり、今後ますますその重要性が高まると考えています。
弊社は非破壊検査を通じ、世の中の「安全・安心」を向上させていきます。